詩&ひとりごと

クリキンディの歌

歌を聴く→ wma形式 mp3形式   (どちらかお選び下さい)


森に日がつき クリキンディ はちどりひとりで 飛び出した

水をくわえて いったりきたり 森のみんなは 大笑い

そんなことして どうなるの たったひとりで どうなるの

そうだよね ひとりでできることなんか ケシ粒みたいな ものだよね

森に火がつき クリキンディ 君はどうして 逃げないの

先を争い 怖さにふるえ 森の仲間は 我先に

クリキンディも 目に涙 熱くて怖くて 苦しくて

そうだよね ひとりでできることなんか ケシ粒みたいな ものだよね

森に火がつき 思い出も 炎と一緒に 消えてった

クリキンディは ひとりぼち 森のみんなも 考えた

みんなでやれば どうなるの 力を合わせりゃ どうなるの

それでもね 自分が自分であるために ひと粒ひと粒 運ぶのさ


大好きな 自分を育てた森だから いっしょけんめい 守るのさ

いつだって 自分が自分でいたいから いっしょけんめい やるだけさ



NHKのニュースを見ていたら、はちどり「クリキンディ」の話をしてました

話の内容は次の通りです。

ある時 アマゾンの森が燃えていた 

大きくて強い動物たちは 我先にと逃げていった

しかし「クリキンディ」と呼ばれる小さい「はちどり」だけがそこに残った

そして、くちばしに一摘ずつ水を含んでは、燃えている森の上に落とした

また戻ってきては 水滴をくわえてゆく 

そんなことを繰り返すはちどり「クリキンディ」を見て

大きくて強い森の動物たちは笑った

「そんなことして、森の火が消えるとでも思っているのか・・・」

はちどり「クリキンディ」はこう答えた

「私は 私にできることを しているの」



これは南米エクアドルに 古くから伝わる民話だそうです 

この民話を聞いて共感しました そこで多娯作 恥ずかしながら詩を書き

ポプリのピアニスト 荒井明江さんにお願いして 曲を付けていただき


荒井さんの友人であるソプラノの高石さんにお願いして 歌っていただきました

皆さんお忙しい合間に とても感謝してます。

お聞き下さったら 嬉しいです



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