クリキンディの歌 |
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1 森に日がつき クリキンディ はちどりひとりで 飛び出した 水をくわえて いったりきたり 森のみんなは 大笑い そんなことして どうなるの たったひとりで どうなるの そうだよね ひとりでできることなんか ケシ粒みたいな ものだよね 2 森に火がつき クリキンディ 君はどうして 逃げないの 先を争い 怖さにふるえ 森の仲間は 我先に クリキンディも 目に涙 熱くて怖くて 苦しくて そうだよね ひとりでできることなんか ケシ粒みたいな ものだよね3 森に火がつき 思い出も 炎と一緒に 消えてった クリキンディは ひとりぼち 森のみんなも 考えた みんなでやれば どうなるの 力を合わせりゃ どうなるの それでもね 自分が自分であるために ひと粒ひと粒 運ぶのさ 大好きな 自分を育てた森だから いっしょけんめい 守るのさ いつだって 自分が自分でいたいから いっしょけんめい やるだけさ
ある時 アマゾンの森が燃えていた しかし「クリキンディ」と呼ばれる小さい「はちどり」だけがそこに残った そして、くちばしに一摘ずつ水を含んでは、燃えている森の上に落とした また戻ってきては 水滴をくわえてゆく 「そんなことして、森の火が消えるとでも思っているのか・・・」 はちどり「クリキンディ」はこう答えた
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