画人通天 応援団  通天日記

 海外で紹介されたり 電子書籍に登場したり 2013.4.3


応援団長だった 藤本義一さんが去年お亡くなりになって
気落ちしていた 我が親友の通天ですが 

最近またあの顔が フランスのレビュー誌で紹介されたり 
電子書籍となったり 相変わらず想定外の暮らしを送っているようで・・・
(下の絵は 彼が描いた自画像ですが)

下記クリックされ どうぞ見てやって下されたく

http://levurelitteraire.com/tuten-hiromi-sakurai/ #

(こちらには 英語で書いた 詩らしきものも掲載されてました)

http://levurelitteraire.com/tuten-hiromi-sakurai-2
(こちらには 彼の早筆描きが 紹介されて)



そして こちらでは 
 赤坂の創造的な情報産業社

(株)地球王国から 今度は電子書籍になって 出版されました

アドレスは下記です どうぞクリックの上 ご覧下されたく・・・

http://www.chikyuokoku.co.jp/index.html




大作のテーマは「現代文明の危機」 2012.6.16

地球が誕生して60億年とか・・・

その間 マヤとかエジプト その他 地球上の各地で さまざまな文明が生まれ
 繁栄し そして滅亡していった 地球の歴史はその繰り返し・・・
 

現代文明も キリストが生誕して以後 たかだか2000年の歴史しかない 

驕り高ぶった現代人が暮らすこの地球
最近の天変地異 異常気象を想うと 通天が言ってるように 
「現代文明の終焉が すぐ近くまでやって来ているのではないか?」


そんな危機感を感じてしまいますね・・・

下の写真は 千葉日報が紹介した 通天の大作

 
 

 通天の個展は最終日 2012.5.13


 「通天の個展」は 今日が最終日

 新聞で大きく取り上げられたこともあって 鑑賞者も増え 
嬉しいことです
 多忙の中 多娯作の仲間たちも来てくれました 

田舎暮らし|房総族・多娯作のブログ@いすみ市

 4時頃からは 打ち上げの会
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 今夜も楽しき集いでした
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  展示作品もすべて片づけて これにて個展も終了です
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 皆さんお世話になりました 「ありがとうございます」



しばらく冬眠状態だったようで
 ほとんど連絡の
途切れていた通天でしたが 最近は活動意欲が
急上昇したらしく活発に動き出した 4月には東京神田で
そして 千葉でも久し振りの個展を・・・

     通天 個展は「金巴里」で 2012.5.8

田舎暮らし|房総族・多娯作のブログ@いすみ市  田舎暮らし|房総族・多娯作のブログ@いすみ市

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 変わらない 通天ワールド 下は 津波をテーマに
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 小作品も
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 こちら(下)も 新作のようで・・・
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 (雨降る夜は 大地が 水を飲む) 下の作品 

 通天らしい一面 心を見て 思わず感動 納得です
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 どうぞ現物を ご覧下されたく・・・


いすみ市に「太陽の絵」を寄贈 2010.2.4

個展を見に来て下さった太田市長が 
「こんな絵を市庁舎に飾ったら いすみ市民が元気をもらえそうだネ・・・」

そんな話をうかがって通天と相談した でも いすみ市の財政事情を慮れば 
とても買っては貰えそうにない
 「私の絵を いすみ市民が喜んでくれるのであれば オトコ通天 
覚悟を決め 思い切って いすみ市に寄贈しちゃおう 
そして みんな元気になってもらおう」 


 

そんな訳で 市長の都合に合わせ大原の庁舎を訪ね 今日は贈呈式・・・

 

市の広報担当者や 千葉日報の記者も見えて下さって 和気藹々と





「すぐにでも 市庁舎ロビーに飾りましょう」 市長のお言葉でした



市長の気配りで お餅や特産の 背黒イワシなどお土産にいただきました

 

大原の市庁舎に行くことがありましたら 思い出して下さい 20号の絵ですから 
それほど大きくはないのですが 一階のどこかに飾られているものと思います

 「どうぞ実物をご覧になって いただきたく存じます」   岬 多娯作拝

その後の通天 09.12.27

大原での個展を終えた通天に ちょっと用事があったので連絡とると
冬眠期の症状が現れており 日本語もちゃんとには通じない

途中から奥さんと話をしたのだが どうやらニューヨークから連絡あって
向こうで懇意になった ビッグカンパニーの顧問ドクター-や 画商たちが 
「通天の作品を もっとたくさん見たい」 と言ってきているらしい 


ニューヨークで高名な美術評論家が 通天の絵を高く評価した 
その影響 効果が 今になって現れているようなのだ

通天の心中は
 「もっとたくさん絵を描きたい 誘いに応じ来年もまたニューヨークへも行きたい
 だけど精神的に不安定な時期なので 思ったとおりの行動が出来ない 
言葉も満足に喋れない 時々肉体的エネルギーが 燃えるように湧き上がって
暴発しそうだ 肉体のコントロールが難しく そんな時は 古武術に打ち込まないと 
抑えが効かなくなりそうで 心配な状況 
今はそんな時期なので 外出することも出来ない・・・」

それに加え
アメリカの画商が 「通天宅並びに ギャラリーを見たい」 と言ってくれるのは 
 嬉しいことだが 彼らにしてみれば 
「これだけの絵を描く画家であれば さぞや広い豪邸などで絵を描いているのであろう」 
そんなことを想像し 期待して来るかもしれない。

日本では技量と知名度 あるいは売上高とは必ずしも一致しない 
日本にあっては通天の絵といえども 右から左に飛ぶように売れる訳ではない 
収入の大半は高価な絵の具代に消えてしまうので アメリカ人でも超ハイソな
彼らが考えているほど 我々の生活は 豊かじゃない。
「ワシの家を見たら アイツらもビックリしてしまうだろうな・・・」
そんなことも言っていた

高名な評論家から 絶賛されたチャンスを生かしたい気持ちと裏腹で
精神的 肉体的コンディションが下降期に入っていることの矛盾
大原での個展期間中も 高揚期と違って 半分眠っていたような通天でした
お客さんとも満足な会話が出来なかった そんな通天でした 

熱いエールを送ってくれる 藤本義一さんの為にも ここが踏ん張りどころ

宇宙を旅する通天 正念場となって来た 
「冬眠から醒めなければ・・・・」

 

夏の個展時(左)はこんな顔でしたが 今回大原の個展では
半分眠っているような 穏やかな顔になっていた通天
 

房総初の個展は 大原水彩ギャラリーで 09.12.15

 

画人通天の体調はイマイチながら いよいよ個展はスタート
朝イチで来てくれたのは 高梨庸一さん 多娯作がギャラリーに到着した時には 
既に帰られたアトでした お会いすることできず 申し訳なく・・・
続いて千葉日報さんが 取材に来てくれた 明日の朝刊に間に合えば嬉しいのですが・・・

 

 山ちゃん夫妻 國房さんファミリー 田中夫妻 打矢夫妻 水野さんに 花ちゃん
 金子さん 原田さん 高梨さんなどなど・・・
初日の今日は 9組20名ほどの知己の皆さんが 見えてくださいました。
加えて一般のお客様も 10名ほどはご来館くださって・・・

 

過去には
「通天さんの絵を 夜見ると 眠れなくなってしまうので 夜はカバーを掛けてます」
そのような話を聞いたこともありました。

 また通天自身から 「ワシの絵を見て 涙を流す人がおるんよ・・・」 
そんな話を聞いたこともありましたが 当時 現実感はありませんでした。

 

今日のできごと 通天の絵を見て 
「エネルギーというか パワーを感じ お陰様で元気が沸いてきました」 
「良かったネ」

涙ながらに そのようなお話をして下さったお客様が いらっしゃいました 彼女の
ご主人は今 重い病と戦っておられ 彼女自身も辛い日々を過ごされているのです・・・

目の前で目頭を押さえられている女性に出会って 改めて
「芸術の力は偉大だな・・・」 そんな感動に出会った個展初日でした。

個展二日目 09.12.16

 

今日は朝から入館者が多い 今朝の千葉日報に案内記事が掲載されていたので 
そのせいかな? お客様に聞いてみると 我がホームページで知ったり 
ポスターを見て来られた方が多く 新聞効果はまだ表われていないようでした・・・

 

お客様には 気に入った作品の脇に立って頂き 記念撮影を・・・

 

このあたりを選ばれた方が 多かったようです

 

 

 



 

読売新聞も取材に来てくれました 間に合えば 明日の朝刊に掲載されるでしょう

三日目 09.12.17(木曜日)

 千葉日報 読売新聞で記事掲載された効果は多大 
今日は午前中 遠方からの訪館者多かった.嬉しいことです。
 午後はいつものように 多娯作仲間が遊びに来て・・・

 

いつものように 気に入った作品の脇に立って頂き 記念写真を・・・

 

 

ここから先は 多娯作仲間が・・・

 

いすみ市議 お二人の意見は 同じのようで・・・

 

「これがいい・・・」  「こっちがいい・・・」

 

 


四日目 09.12.18 金曜日

 体調不完全 半冬眠状態の通天ですから 昨夜は帰宿するなり 
未だ5時だと言うのに布団に潜り込み ぐっすりと眠ってしまった・・・ 
10数時間寝たのでしょうか そんな訳で 本日少しは元気になった通天です。

 

今朝も オープン前からお客様がいらっしゃって 嬉しい悲鳴
午前中は 新聞を見てこられた 遠方からのお客様が今日も多いようでした・・・

 

昨日はノラ犬ののり君が 今日はご両親も見えて 期せずしてお母さんが選んだ絵は 
昨日息子が選んだ絵と同じ物でした 「やっぱり親子ですネー」



お昼過ぎには 太田市長が 中央のお役人さんと アメリカからの研修生という
女性を引率され やって来た 皆さん熱心に見学されて・・・

 



市長はこの絵がお気に入りのご様子 
「何故か 元気が沸いてきます」 
そんなお話 

意気に感じた 男通天 
「可愛がってもらえるのであれば この絵をいすみ市に寄贈しましょう 
断腸の想いだけど」


そんな訳で いずれ市庁舎に飾られているかも知れません・・・

 

チーズの駒形さんも 若い研修生を連れて来てくれた

  

茶飲み友達で大丸木工所の皆さん 昔のヤングが選んだのは 
珍しく水彩画でした


明日は土曜日 会場でお待ちしてます」 岬多娯作 拝

五日目
  09.12.19



本日最初のお客様は 千葉大学の佐藤先生 どちらもヒゲオジサンで・・・

 











本日は このあたりの人気が高いようでして・・・







御宿での演奏会の帰りに駆けつけてくれたのは 「やかまし村」の蓉子さん
彼女は水彩の花をチョイスして
・・・



最終日 09.12.20 日曜日

 



 





右上渡邉土地建物さん 右下ホテルオーツカ本部の支配人





 

嫁ぎ行く先が決まった百合の花 「可愛がってもらいなさい・・・」



最後に
 「強烈なエネルギーと パワーを感じます」 
期間中 お客様から寄せられた声は
 これに尽きます

ある美大生は 「制作期間中 食事が摂れず 作品が書きあがる頃には
寝込んでしまうほど 体力を消耗してしまいます・・・」 そんなお話を


またある水彩画家は 「時々筆が動かなくなってしまい うつ状態に
追い込まれることもあるのですが それでも絵を描くことは 止められません・・・」


またある絵画フアンは 「赤や黄色を多用して どうして このような作品が出来
上がるのか不思議です 恐ろしくもあり 脅威驚嘆以外の何物でもありません
今まで出合ったことのない世界です・・・」
 
そんなお話を

30年間 通天と付き合ってきた 浅学菲才の多娯作です
 この6日間の個展を通じ  彼が 「冬眠画家」 あるいは 「全身絵筆の画人」 
などと呼ばれるゆえんの 一端が理解できたような気がします。

「あるときは数年単位で 冬眠状態に追い込まれてしまうんよ・・・」
通天のそんな話に 多娯作は 「何をそんなに 大袈裟な・・・」

話半分に聞いていたこともあった多娯作ですが 内在するエネルギー
燃える想いを キャンバスに打ち付ける肉体的 精神的パワー 労力は
多娯作如きの凡人に 到底理解が及ばないこと 思い知らされた6日間でした。

純粋に「ひとりでも多くの方に見ていただきたかった 千葉県の いすみ市の皆さんが 
このエネルギーを感じ取って もっと元気になって頂きたかった」 そんな多娯作でした。

100名以上の友人仲間 知己の方々がお見え下さり 心より感謝致しおります。
またそれに匹敵する多くの美術フアンがご訪館下さったこと 心より感謝申し上げます。

市役所の佐瀬さんはじめ 太田市長 市議の皆さん 新聞メディアの皆さん
応援 ご尽力下さった多くの皆様に 通天に成り代わりまして熱く御礼申し上げます。

                           岬 多娯作 拝


通天ギャラリーで 09.11.13

ニューヨークから戻って 一ヶ月が過ぎたけど どうしてるのかな?」

そう思って 千葉市鎌取にある通天のギャラリーに行ってきた
昨日あたりから 急に冷え込んで 寒い日でした

彼は サンタクロースのような赤いキャップをかぶって 紅茶を淹れてくれました



ニューヨークは サブプライムローンを引き金とした大不況 未だ冷めやらずだそうで

「セーラムギャラリーで個展をしながら ホテルに戻れば絵を描いていたので もうクタクタに疲れたよ 未曾有の不況で たくさんあったギャラリーも大半が閉鎖されていて寂しい限り 期待したほど絵は売れなかったけど マスコミが4回も採り上げ 記事を書いてくれたこともあって 超ビッグカンパニーの顧問ドクターが絵を気に入ってくれ 彼の豪華マンションに招待されたり パーティを開いてくれたり お陰様でかつてないほどパーティには多くの来客が来てくれ もうビックリしたよ・・・」 
そんな話 でも今は 全エネルギーを使い果たした様子で 元気がなかった

 

アメリカ同様 日本でも景気回復は未だ当分先の話
こんな時代 芸術家にとっても厳しい時代だ

     

12月には外房初の個展を 大原水彩ギャラリーで開きます
小さなギャラリーですが 多くの方にご覧頂ければ 多娯作にとっても嬉しいことで
・・・


                通天 IN ニューヨーク     09.9.3

海の絵  09.8.14〜15

夜の9時近く 「海の絵が描きあがったので これから持って行くから・・・」
「もう遅いから 明日にすれば・・・」
「いや すぐに届けなければ ワシの気がスマン・・・」

そんな訳 夜遅く10時過ぎにカフェ「多娯作」にやって来た 出来立ての絵を抱えて




来るや否や すぐに絵を飾り始めた これがその絵 
私のリクエストで 横長の板に描いてもらったものだ・・・

「朝焼けの海」をイメージしたものだそうだが 言われてみれば
 
「海に見えないことも ないなー・・・」
多娯作は明るい色彩が気に入った 「どうぞ見に来て下さい・・・」



良く晴れた翌朝 大原港に案内し 松本船長と雑談 そして
風光明媚 小浜八幡神社に案内したら 早速スケッチを始めた通天


 

昼はいつものレストラン「アスリ」で インドカレーとナンで ランチタイム
「うまいナンやねー」 喜んで たくさん食べていた 夏の日差しが強いウッドデッキで


 

「ニューヨークにおった時 インド人の画商に インド料理の店に連れて行かれたことが
あったが そこのカレーはとっても辛かった ここはほどよい辛さで ええねー・・・」


 

食後は 水彩ギャラリーで開催中 「國房さんの写真展」 案内
して 


今日は 川村記念美術館で 09.8.1



ビッグカンパニー大日本インクの研究所施設内にあって 広大な庭園併設の美術館
季節には様々な花が咲き競う所 佐倉駅から送迎バスに乗り 行ってきました。

 個展の主題は〜夏月の海風 陽光となっていたが 会場入り口には「狂花」となっている。
 通天らしく気まぐれで変更したのか それとも〜〜いずれにせよ
 どちらもピッタリはまっているので ヨシとしましょう・・・ 



今日は土曜日とあって 昼ごろから来館者も多くいらっしゃって



若葉文化ホールでの大作と違って こちらには 中小サイズの作品が多数展示され
多娯作が訪館した時には 先客でルポライターの方が見えていて・・・

 

左上は珍しく 漁船など描いたようで・・・



これは ギラギラと燃える太陽を浴びている 家並みでしょうか・・・

 

こちらは 先日会って来た エバレットさんをモデルにしたのでしょうか・・・

 

強い絵ですから 並みの額装では額も殺されてしまう 額にもこだわる通天です





太陽のようにも 狂い花のようにも 心模様のようにも
 「それぞれの感性で 受け止めれば良い」と言うのが 作者の意図でしょうか

 

庭園にはガチョウが遊んで 彫像も飾られ ドイツレストランで食事も出来て
都会の喧騒からかけ離れた とってもいい所 一日のんびりと・・・ 

 


文化ホールでの個展は大作6点 
09.7.31





普段は主に 演劇や音楽などが公演される劇場 「このような場所で個展を開くとは
いかにも通天らしい自由 ユニークな発想
 クラシック音楽も流れ 異空間が現出

しかしながら150号という大作ですから 搬入には苦労したようで 
近ければ 応援に行けたのですが・・・


  

鑑賞に来られたお客様の 質問に答える通天
みなさん一様に 感嘆の声をあげられ・・・

 

「母と子(上)」は 子供が幼かった頃をイメージした作品
なんとなく 当時のことを思い出した多娯作です






愛犬ドーベルマン「モニカ」との 悲しい別れを描く
良く見るとモニカの顔が 画面中央の やや上にありました



大作に対峙 しばらく凍りつくお客さんも



天駆ける魂 「女の情念を描いた」 とのことです

  

創作意欲旺盛なこの時期 顔つきもますますエネルギッシュになって ギラギラと

 


通天とエバレット 09.7.24

10日前 ホテルオーツカで行われた 「佐藤峰子ソプラノリサイタル」の時に 
通天とエバレットさんを招き 二人を引き合わせたのだが
 何やら波長が合ったらしい

今日もやって来て 「 ワシャ エバレットさんに会いたんや 絵も描きたいし 
エバレットさんもワシの 『写真を撮りたい』 と 言っとるんヨ・・・」



夜8時 ブラウンズフィールドに行ってみると  エバレットさんは
「ライステラスカフェ」で待っていた そこで会うなり いきなり絵を書き始めた通天

エバレットさんもデコさんも あっ気にとられて呆然 ボーゼン 目を白黒
何しろ 
「通天は宇宙人 インベーダーだから 何をしでかすか予測不能 判らない」

 

次は空手技や 日本刀の居合い抜き 更に縄術 手裏剣など 
日本の古武道まで始めてしまった しかも 目の前で 
二人はもうビックリ仰天 こちら多娯作 隣で冷や冷や 気が気じゃない 

 

痩せてはいるが 並外れた筋力とパワーで 数々の肉体技を披露するに及ぶと
エバレットさんも ヨガで鍛えた体を披露 通天のやることなすことに興味津々

何しろ 「現代科学 医学では解明できません 不可解です」 医者もビックリ
そんな 肉体と精神の持ち主ですから・・・

  

日本文化に関心強く 分けても幕末から明治初期の文化や風俗に造詣深い
エバレットさんだから もうすっかり通天ワールドに引き込まれてしまって 

「日本にもマダこんなヒトがいたんですネ スバラシイデス トテモ楽しかったデス 
また来てクダサイ 明るい時に ユックリ写真を撮りたいデス
明日も仕事デス 来襲から一週間はカナダに行キマス 個展を見に行けないのは 
トテモザンネンです・・・」 そんなこんなで再会を約し 分かれてきました。

これからの二人の交流が どのように展開するのか 多娯作も楽しみです

 

これは昼間 我が家の庭で 日本刀による居合いと演舞を披露している通天

「ホドホドにしときなヨ 近所の人が見たら さぞや
ビックリするだろうから・・・」
 
ひとり気を揉む 多娯作でした

 

通天が岬へ・・・嵐のごとく 09.7.6

「これからそっちへ行きたいんや・・・」

いつものように 彼からの連絡は突然で 今日は奥さん同伴でやって来た。
岬の仲間 サーファーのノラ犬りクンも 「通天さんのことは 興味があります」 
以前にそんな話を聞いていたので 彼も呼んで とりあえず「だるま庵」で昼食 
通天と会うなりママさんは 「日本の方ですか???それとも!!!」
だるま庵のマスターもママさんも 度肝を抜かれて さぞや驚いたことでしょう・・・

二人に教えてあげました
「こちらの方は 通天といって 宇宙から飛んできた異星人ですヨ」




彼の精神状態はとってもハイで ヤタラと話したがる 何にでも興味を持って
質問攻めで迫ってくる 思い立ったらすぐに行動しないと気が済まない そんな状態

初めて出会った人は ビックリするのも当然 奥さんいわく
「いつもなら 今頃は冬眠状態なんですけどネ・・・」


「だるま庵」の囲炉裏端に座るや 水彩絵筆を取り出し 私をモデルに描き出した
「アンタを見とると だるまさんに見えてきたんや・・・」



現況 創作意欲は旺盛のようで ほんの数分で書き上げたのがこれ とにかく早い
言われてみれば 「だるまに見えないこともないか?」 芸術家とはなんとも不可解



とにかくマイペース 早口で喋るので 相手をする人はもうタイヘン
のりクンもマスターも 通天が言ってることを どの程度理解しているのか全く不明



食後近くのイボとり不動様や 眺洋寺に案内したのですが
 そこでも 立ったままスケッチを始めた 何か 描かずにはいられない衝動
沸き起こっているのでしょうか?

更に大原港に連れて行き しばし遊んで 日在浜ではかつて
「20年前に子供と一緒に泊まったことがあるんや」 と言う
森鴎外の別荘跡地を尋ね・・・  

 

帰りがけ のりクンの建築中の家に連れて行く

二人はセルフビルダーでもあって 自分の住まいを自分で作った経験の持ち主
共通の話題があって 更に話が弾んで・・・

  

「ワシャこれから帰って 用事があるから もう帰る」
さっさと帰って行きました 嵐の如くやって来て 風の如く去って行ったのでした。

通天 は 燃えていた 09.6.30

ここは東京 大森ベルポートの 広大なギャラリーで 

友人の通天が開いている個展の最終日 本当は初日に行きたかったのですが 
雑用に追われ やっとのこと時間を作って 行って来ました 






 如何に東京広しと雖も これだけのセンスと 一階から最上階まで 広大な
吹き抜けを持った超豪華なビルは 滅多にお目にかかれるものではないでしょう。
 このビルの3階 回廊風の広大なギャラリーを 圧倒するような極彩色の大きな絵と 
その作品点数を出展した
「通天のパワーに脱帽・・・」

上の写真3階部分で 赤く照らされているのは 彼の絵なのですから 驚きです。

 

このような100号クラスのキャンバスに 新たな作風も開拓して多数展示 聞くと
 「絵の具代だけで 数百万円かかっているんヨ・・・」 正に 
「圧倒されてしまいます」 

 

多娯作も初めて出会った作風の絵で 新たな一面を発見しました



 「初日に来てくれれば良かったんよ 新聞社のアメリカ支局長だった人や この業界での有名人など 多娯作さんに紹介しておきたい人も ケッコー来てくれたんヨ」

「そのつもりではいたのだけど 来られなくて ゴメンね」

 

上の二枚は通天初期の頃の作品で 昔はこんな絵も描いていたようです



 

遠く京都から見学に来られた中島さんと 通天夫妻
後ろで遠く 赤く見えるのも彼の作品なのです





「日本のピカソに新たな画風誕生」といったところでしょうか・・・
「藤本義一さんは これらの絵を既に ご覧になっているのでしょうか?
義一さんが見られたら 何と仰るのでしょうか?」




ニューヨークからお呼びが掛かって 9月にはまた 渡米の予定が入っているそうです
むしろ日本よりも アメリカの方で高い評価を受けているのでしょうか?

もっと多くの日本人に 彼の絵を見てもらいたい 知ってもらいたい
多娯作は
 いつもそんなふうに思っています・・・
 
 

絵の具はモチロン 額にもこだわって 最上級を要求する通天ですが 
こちらの絵は馴染みのある 従来風の作品です
・・・



気になるのでしょうか? 写真を撮っているお客さんもおられました



堕ちる一方の多娯作に反し ほぼ同世代の友人が 未だ向上心を失わず
新しきこと 未知の世界にチャレンジする姿に接すると
 誇りに思う反面
恥ずかしきことばかり多かりし多娯作 わが身です。

「せめて 私の分まで 広い世界で活躍してきて下さい」

門外漢の多娯作ですから たいした力にはなれませんが
「日本で 世界で 死ぬまで燃え続けろ通天」


そう願わずにおられません


 


通天ギャラリー訪問  09.6.8

 久しぶり 通天のお宅を訪問 彼とも数年ぶりでしたが すがた形 顔つきは数段穏やかになって 人間的にも丸くなったようですが 生命力とパワーは昔のまま 
 ギャラリーにはたくさんの作品が展示してあって そのあたりも昔と同じで 懐かしく



奥さんとも 久しぶりでした



「似てる」 これは自画像だそうで・・・

 

ガラにもなくきれいなバラも育て これもモチーフになるのでしょうか・・・

 

「油粕やぬかを3トン 枯れ葉を20トン以上集め 堆肥を作とっとるんよ」 
相変わらず やることなすこと 桁違いで・・・



菜園は ほぼ昔のまま 人参をお土産にもらってきました。

通天 次の個展は 
東京大森ベルポート(ベルギャラリー) C館3階 
2009年6月25日〜30日(期間無休) 11時〜18時 
最終日は19時まで
約50点を展示するそうです お時間のある方は
是非 お出掛け下さい


        
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